masaka says
グレツキの弦楽四重奏曲第3番を、モリナーリ四重奏団の演奏で。速いテンポは第3楽章だけで、基調は穏やか。二度上下の組み合わせあるいは順次上昇/下降という三度音程の動機を用い、旋法的にはずれていく音や不協和音がときに厳しくあるいは悲しく、しかし最後は柔らかいEs-durに回収されていく。名曲だな。併録の第1番、第2番も攻撃的な不協和やリズムを経ながら最後は瞑想的にB-durで締めくくられるが、第1番は上声に、第2番はVcにずれた音が残る。第3番でそれが解消されることになる。ATMA Classique ACD22802 #nml