masaka says
ハウベンシュトック=ラマティの「シェイクスピアのためのモービル」を、フラー+アンサンブル・アヴァンギャルドの演奏で。ソネット53番、54番のテキストを用い、Sop+Pf+打のために図形楽譜で書かれた1960年の作品。後の絵画のような楽譜ではなくて、五線に書かれた断片が枠に配置されるモービル(浮動)楽譜。併録「リエゾン」はVib+Marmb+テープのための、やはりモービル。「認定書あるいは考えろよラッキー」はベケットの「ゴドーを待ちながら」によるSop+室内楽。弦楽四重奏曲第2番は1977年で、短い6つの楽章。ジンメルの思い出は静かな感傷から強い感情に変化したり、スルポントレモロとピチカートの胸騒ぎが鋭く交わされたりするが、全体の基調は静謐。Hat Hut Records 888831585640 #nml