masaka says
エマヌエル・ヌネスの「かきこみI」を、アーヴィン・アルディッティの演奏で。Einspielungに言及、録音、準備の3つの意味があるということで、無理矢理の訳語。20分弱で219ものテンポ変化が指示されているという、ルバートまで作曲したようなVn独奏曲。複雑で隙なく描き込まれているのが表題の意味するところか。併録シャリーノ「6つのカプリッチョ」は気まぐれがやはり隙なく捉えられる。エリオット・カーター「4つの賛美」は正統にして自由な逸脱、ブーレーズ「アンセムI」は鋭い切断音とピチカートが過去を断ち切る。aeon AECD1755 #nml