masaka says
レジス・カンポの「愚者火」を、エレーヌ・ペレイラの演奏で。忙しく走り回る反復音の多いパッセージが沈んだかと思うとまた浮上してまた走り始める。ちょっとからかわれているようでもある。題名Irrlichterの訳がこれでいいのか不明。併録ユーグ・デュフール「秋風」はドビュッシー前奏曲の「霧」と「枯葉」の間に差し込まれるのだと。フィリップ・フェストウの「真髄」は(一部プリペアされた?)ピアノの断片と奏者のつぶやきが交錯する。レイ・アイゼン「12の動機」は十二宮と十二音技法によって火土気水を表すのだと。さらにドミニク・ルメートル「五元素の谺」ロベール・コワネル「南の谺」フランソワ・ロッセ「風と水」。7中5が初録音と意欲的。col legno CL31CD15003 #nml