masaka says
杉山洋一の「アフリカからの最後のインタビュー」を、東京現音計画の演奏で。ナイジェリアで処刑された人権活動家ケン・サロウィワの声明を転写したリズム、そのお墓で歌われた賛美歌からの音列、そしてそのインタビューを200回重ねたというノイズによる、不条理で自暴自棄寸前の五重奏曲。併録「杜甫二首」は安禄山の乱で混乱する中の作「春望」と「対雪」を「泪蛋蛋」の旋律を用いて歌い、Cl+Va+Pfがともに嘆く。「鵠~白鳥の歌」は十七絃箏、「子供の情景」は子息の病気を通して子供の視点で書いたという自由で脆く儚いVa四重奏用編曲。NEOS11901 #nml