masaka says
ダニエル・ビャルナソンの「スティルショット」を、シッギ弦楽四重奏団の演奏で。もやもやと夢現の境のようなひんやりした空気の中に時おり硬質な事件性が紛れ込んでくるが目覚めはしない。シャコンヌだそうだ。SQのVn奏者でもあるウナ・スヴェインビャルナルドッティルの「オパシティ」は4つの楽章が4人それぞれのソロ中心に構成される。スカンジナビアの民謡的な雰囲気から微分音まで。ヘイクル・トウマソンの「セリモニア」はピチカートとコル・レーニョの組合せで始まり単純な素材による変則構造など幾何学的なモザイク模様。なかなか面白い味わい。Dorian Sono Luminus DSL-92232