masaka says
ウォルフガング・リームの弦楽四重奏曲第10,12番を、ミンゲット四重奏団の演奏で。第10番はこれまでもしばしば用いられた叩きつけるような連符やバルトークピチカートの嵐の中に「誰がボタン取った遊び」の歌とラ・フォリアが埋め込まれる長い中間楽章を、冷たく短い両端楽章が包む。12番は寡黙なピチカートから始まり徐々に音が増えてく。自作のFetzen(ボロ布)の素材を用いているということだが、そもそもがよく分からないアクロバティックな展開。「四重奏習作」はゆっくりしたコラールをはさみながら、Va、Vc、そして全楽器と焦点が移っていく不思議で雄弁な単一楽章。col legno WWE1CD20227 #nml