masaka says
一柳慧の「ピアノ音楽第4」を、デイヴィッド・チューダーの演奏で。「アタックを取り去り、持続音と沈黙を使用する」という指示のみの楽譜で、この演奏は弦をこすったりする音を電子的に加工した“エレクトロニック・バージョン”。怪獣番組の効果音の連続のようだ。「コラージュ」は尺八、箏などの音と(かなり時代を感じさせる)電子加工音が入り混じる。「トライクローム」はFl、Vnの高音にPfなどが切り込んでいく。「リカレンス」はいろいろなパターンの反復と変容の室内楽。後者2つは電子音なし。時代の記録。Naxos Japan NYNG-011 #nml