masaka says
マルティン・ヤッギの「ウクスル」を、ストックハンマー+コレギウム・ノヴム・チューリッヒの演奏で。6つの古代文明の音楽素材を土台にした連作の最後で、メソアメリカの発掘された楽器で出せる音に基づく和音だとか中央アメリカの打楽器を用いたと。粗削りの素材や自然倍音を寄せ集めたような無骨さの中に素朴な静謐さが混じる。ヴィンコ・グロボカールの「亡命第2番」は「100の亡命詩」からとったテキストを歌ったり叫んだりするSopに13の楽器が呼応する。ドラジチェヴィッチの「発疹」はホワイトノイズとライブエレクトロニクスを加えた楽器の対比。ニコディイェヴィッチの「ジェズアルド・ダブ」は反重力的にふらふら漂うところに時々硬いものがぶつかるピアノ協奏曲。NEOS11829 #nml