masaka says
マーク・アンドレのhij 1, 2を、キアッキアリーニ+ケルンWDR響+クリード+SWR声楽アンサンブルの演奏で。何もないところから擦ったり叩いたりする音がゆっくりと(カノンだそうだ)加わる。Timpの上でマウスピース無しで吹くClを合図に荒々しい管楽器が入り混じるが、切れ目には両端2本の弦だけプリペアしてダンパーを外したピアノが共鳴する残響。そしてハーモニックスやスルポンによる硬質で外殻だけの響き。風奏(たぶん)の上でClが消えていく。2は神秘的な電子音を伴奏に24声のアンサンブルがささやきやハミングで妙なる響きを組み立てていく。繊細で触ると壊れそうな音工芸品。Wergo WER7379-2 #nml