masaka says
大伴旅人と梅花の歌(何蔚泓) http://doi.org/10.14946/00001532 三十二首序で梅に触れている「詩紀落梅之篇」と「宜賦園梅」のどちらを重視するかについて、楽府詩の「梅花落」は望郷の念や思婦の哀れが込められるが、それ以外の「落梅」詩篇では女性の恋心や初春の悦びなどが込められ「園梅の賦」と通じていることを示し、三十二首の場合は後者に近いと。なるほどよく調べられている。ただ、客人が詠んだ歌はそんなところかも知れないが、旅人の気持ちは前者も強いのではないかな