masaka says
ホラチウ・ラドゥレスクの「内的時間」を、ロジャー・ヒートンの演奏で。ほとんどクラリネットとは思えない高域倍音成分で、絞り出すような断片が繋がれる。7本のClで奏するInner Time IIになると、その微分音的なずれが滲むように重なってこだまするさまは弦楽器のハーモニクスかと思えるほど(Youtubeにあり Horaţiu Rădulescu ~ Inner Time II )。併録ブーレーズの「ドメーヌ」、シェルシの「イクソル」も特殊奏法を駆使してはいるが、はるかにクラリネットらしい音がする。Clarinet and Saxophone Classics CC0067 #nml