masaka says
トーマス・ラルヒャーの「悪い細胞」を、ティル・フェルナー+ラッセル・デイヴィス+ミュンヘン室内管の演奏で。無から徐々に何かが芽生えてきて、何かが起こって消えていく、そんな楽章が4つ。第3楽章はほとんど打楽器と化したプリペアド・ピアノが管楽器と勢いよくやり取りする。最後は、え?これで終わり?という。併録Va協奏曲の「静寂」、弦楽四重奏曲第3番「マドハレス」も、静かに始まり、じっくり組み立てられた頂点を持ちながら、何か言い残したまま終わる。ECM Records 00028947636519 #nml