masaka says
クルターグの「リヒテンベルクの雑記帳から」を、ローナ・ウィンザーの演奏で。18世紀の物理学者の私的なメモというか警句集のようなテキストから18篇を選んで曲をつけた。殆どが30秒足らずで、旋律は全く無くてさまざまな発声と抑揚の実験という感じ。併録カーゲルの「バベルの塔」抜粋は時折り響く鋭い装飾的下降音が印象的。マクミランの「深い悲しみ…II」はじっくりと物語る哀歌。フェルドマンの「オンリー」、さらにアンリ・プスール、ルイス・デ・パブロと多彩で味わいのあるソプラノ独唱集。Brilliant Classics BC95791 #nml