masaka says
クセナキスの「ノモス・アルファ」を、アルン・デフォルスの演奏で。叩いたり擦ったりさまざまな奏法を組み合わせ、音を捻ったり、微分音程で2本の弦を鳴らしながらずらしていったり。『音楽と建築』の第4章で50ページ近くかけて解説されているのだけれど、D(密度)G(強さ)U(持続)の3つのベクトル空間の組み合わせである2つのパスV1とV2に対してそれぞれ8個の点Kₙを選んで立方体の頂点に写像し、さらに音響形態(pizzとかグリッサンドとか無秩序な上下行とか)Cₙとの積を作り、18を法とする剰余群で展開する…らしい。併録「コトス」はVc独奏、「カリスマ」は+Cl、「エピシュクレス」は+12楽器などのVc曲集。みなこんな手法で作られてるんだろうか。aeon AECD1109 #nml