masaka says
エリオット・カーターの「二重奏曲」を、ミランダ・クックソン+ブレア・マクミレンの演奏で。雄弁なVnに対して極端に寡黙だったPfが突如目覚めるように忙しく動き始め、拍節変調(メトリック・モジュレーション)を繰り返しながら緩急自在に、それぞれが独自に進んでいく。併録セッションズの無伴奏ソナタは十二音技法による透徹した4楽章の大作。ジェイソン・エカートの「ストレムカール」は頻繁にピチカートを挟む忙しいVn独奏曲、と思いきや開始後2分近く経てPfが加わり、隙きを見て飛びかかろうと間合いを伺いながらいつしか取っ組み合いに。そこでいったん音楽は途絶え、今度は短く交互に音を投げかけ合う。Urlicht AudioVisual UAV-ED-55989 #nml