masaka says
ヴィトマンの「第三の迷宮」を、ポマリコ+ヴェゲナー+ケルンWDR響の演奏で。ニーチェのディオニュソス讃歌第七歌「アリアドネの歎き」からのテキストとかボルヘスの小説である「アステリオン」とかをSopが歌ったり、ツインバロンやツィターを含む弦楽器群を用いたりとか。最後に打楽器が乱打されたりするものの、全体は無駄なく研ぎ澄まされたミニマルな音づくり。併録「対位法的陰影」は「光の習作」シリーズの第2作。静かすぎてほとんど聞こえないClの呟きにいろんな楽器の断片が少しずつ加わりVa独奏が参加して仕事を始めるとClも活発に。最後の賑やかしはどうかなとも思うが(最後の重低音は卓上JBLでは無理)、凝縮された佳曲。Wergo WER7369-2 #nml