masaka says
フォレスト・ピアースの「シルバーバーチの巻物」を、キヴィー・カーン=リップマンの演奏で。C-G C-G調弦のチェロを用いて、スルポンを多用しながら分散和音をバネに進み、ハーモニクスと重音がリズミカルに入れ替わる上に断片的な旋律が聞こえ、最後は通常の音階から外れた胡的な音になる。「六月の主」はアメリカギンヤンマという蜻蛉の名前だそうだが、Vn+Va+Vcが生気あふれるエキゾチックな響き。「ダンテ瞑想」は平行移動から表情を変えていくVcとともにSopが天国篇最終章を歌う。味わいある。New Focus Recordings FCR207 #nml