masaka says
「全体主義体制にとって問題であるのは、人々を支配する専制的な体制を打ち建てることではなく、人間をまったく余計なものにするようなシステムを作ることなのだ。完全にコントロールされ得る反応装置、一切の自発性を奪われた操り人形を相手にしてのみ、全体的権力は行使され得、確立され得る。」p.274「全体主義の法律は最初から運動法則として、一つの運動に内在する掟たることを定められている。実定法は破られる。絶えざる変化の中に引きこまれるからだ。昨日法律だったものが今日はなくなってしまい、不法となっているのだ。」p.286