masaka says
ハンナ・アーレント『帝国主義』(全体主義の起源2)。「帝国主義政治の本来の目標は、政治権力の範囲を、それに応じた政治体を新たに創設することなしに拡大することだった。…権力は、それが本来そこで成立し機能していた政治体から切り離されて暴力として輸出されたとき、政治的行為の一つの要素からその本質となり…中心的問題にのし上がった。」pp.25-32「膨張のための膨張は無限のプロセスであり、その渦中に入った者は自分のままでありつづけることは決して許されない。…こうなったとき人は、自分が『過ちを犯すことはあり得ず』自分のすることはすべて正しいと実際に妄想するようになる」p.171