masaka says
ガブリエルの『なぜ世界は存在しないのか』をようやく取り寄せて読んだ。形而上学も構築主義もリアリティに到達できない。それに対し新しい実在論は、対象はそれが現象する意味の場において存在し、それは唯一ではないとする。全てを引き受ける唯一の場=世界は、その意味で存在しない。芸術は対象に対して多様な態度を取ることを促し、それによって対象を通常の意味の場から移動させる。分かりやすく書かれていて、さすがベストセラーになるだけのことはある