masaka says
ジャチント・シェルシのピアノ・ソナタ第2,4番を、ルイーズ・べセットの演奏で。それぞれ1939年、41年に作曲されているが初演は40年以上経ってから。第2番は冒頭かなり過激な音構造でぎょっとするが、静まっていくと神秘的と言うかしっとりした部分もある。第4番は逆に控えめに始まるが、徐々に容赦ない音になっていく。Pfなので微分音とは行かなくても隣接半音が多用されて、常に緊張した響き。しかしいずれも最後は消えて行く。併録の組曲第9番は瞑想的響きが中心。Mode Records MOD-CD-92 #nml