masaka says
レオナルド・ダ・ヴィンチの「絵画の書」を読んだ。自然と技術に関する膨大な手稿からメルツィが絵画に関するものを選んで編纂したので、観念的な論ではなく、光と影と幾何学をベースに具体的な技術が述べられる。断片の寄せ集めであるため反復が多く体系的でもないが、完璧な絵の表現のため「研究すべきことは、画家たちの師匠である自然の作品の中に見出される」という探求がひしひしと伝わってくる