masaka says
シチェドリンのバレエ音楽「かもめ」を、ラザレフ+ボリショイ劇場管の演奏で。最初に結論が述べられてしまうような厳しい音で始まり、全体が悲劇的な暗示に満ちているが、その上で舞台に寄り添った多彩で緻密な表現が駆使されている。饒舌な戯曲を2幕のバレエにし、さらにその音楽だけを聴くというのは妙なものではあるが、劇音楽はみなそういうことだな。後味のほろ苦さは、チェーホフに通じるものなのだろうと思う。Melodiya MELCD1001683 #nml