masaka says
クセナキスのシナファイを、エルガー・ハワース+マッジ+ニュー・フィルハーモニア管の演奏で。突き刺すような音響が限界を超える強度に至ったかと思うと無重力になったり。思ったよりPfむき出し。12弦楽器のためのアロウラは特殊奏法のオンパレードだけれどシナファイの後だとむしろ穏やかに聞こえ、くねくね具合が面白い。対地星は高い強度の不協和音とグリッサンド、バレエ音楽だそうだが、くねくねして攻撃的な肉食植物みたい。1970年前後のこれらに対し86年のケクロプスはアバド+ウッドワードによる演奏。音が詰め込まれすぎて飽和してしまう強奏部のあとPfとオケの流れが増殖していくけれども目的が定まらないまま終わる。Decca 00028947854302 #nml