masaka says
ノーノの「力と光の波のように」を、アバド+ポリーニ+バイエルン放送響の演奏で。冷んやり虚ろな哀悼の歌から叩きつけるピアノ、そして破壊的な音響と姿を変え、Pfと電子音が激しく拮抗する中にオケが切り込むが、渦巻きながら宇宙に消えていく。これもまた時代の表現だろう。Pfとテープのための「苦悩に満ちながらも晴朗な波…」は暴力的な爆発よりも凝縮された瞬発的な塊を投げつけての問いかけ。マンツォーニの「質量」は、強弱さまざまな不協和音の長波の中でピアノが抗い舞う。いずれも1970年代。DG 00028947136224 #nml