masaka says
加藤陽子/モリナガヨウ(絵) 「となりの史学」を読んだ。国際共同研究に基づく2010年代の論文集を日中×2、日露、日英、日独の5章で計28回にわたって紹介し、事象を細かく書き込んだイラストを毎回1ページ添えるという企画。各論文集で多数の文献が取り上げられる上に背景や関連文献にも言及する膨大な情報を押し込んでいるので、うっかりしていると位置を見失うしそれぞれの記述は導入のみではあるが、日本はなぜあのような道を歩んできたのかを理解するための扉があちこちに開かれている。紹介された論文のせめて一部だけでも読んでみたいとは思うが。いずれ