masaka says
「1938→現在へ~日本の5人の作曲家たち」を杉並公会堂で。甲斐説宗「VnとVcのための音楽II」は壊れかけの人形のようなぎこちなく切ない掛け合い。後半「FlとPfのための音楽」も切り詰められた音で無駄なく。八村義夫「エリキサ」はFl+Vn+Pfで突っ張りの前衛(1974と時代を感じさせる)。塩見允枝子「月蝕の夜の偶話 第1話」は語り+Pf+B/Clでバッハのパロディの断片にいろいろ重なりとても面白い。小杉武久「MUSIC G」は電子音が上昇し下降するだけ。高橋悠治は3曲もあり追悼「for KOSUGI」を自演、「メタテーシスII」はGt、最後に「この歌をきみたちに」はCl+Vn+Vc+Pfが極めて曖昧模糊とした難しい表現を見事に。充実していた(が9時半までかかり椅子が固く帰りは雨)