masaka says
東現美「ホー・ツーニェン エージェントのA」展に行ってきた。長尺のビデオインスタレーションが続くので全部見きれずに消化不良気味だが、アニメが駆使される《時間のT》、こんなに既存映画を使ってコラージュしていいのかと驚く《名前》とか断片の印象はけっこう強く残る。コレクション展は3Fの「Eye to Eye―見ること」が新しい内容で小さく切り刻まれた鏡を組み合わせて大きな図形を構成するファーマンファーマイアン、立体的タッチというかテクスチュアだけで/を描く宮脇愛子など。マヤ・ワタナベ《境界状態》はぼやけた中でときどきフォーカスが当たって浮かび上がる不思議な石灰質のようなものが実はペルー内戦の集団墓地だというショッキングな大作。出口のオブジェも新しく多田美波《相》になっていた