masaka says
KMアートホールで「思想からホルソへ」。前半はレオポルド・モーツァルト、サリエリ、アマデウスと意外にも古典だがナチュラルホルンの名人芸がすごい。様式感も悪くなく何より楽しそう。後半はまず木下正道「空/大地XII」で尺八と狩猟ホルンという珍しい組み合わせだがややかすり気味。亀井庸州「聴き方のエチュード」はハイドンの優美なSQで音の休みを狙って聴衆が派手に音を鳴らすというものでこれが面白く大盛り上がり。ジョン・ケージの「夢」SQ版はなかなか弦の味わいがいい。最後の近藤圭「マッチ売りの少女」はモチーフの説明と詩の朗読付きでワイルドながらさすが“思想”があった